Armagia 制作のお話

Armagia | ファイナルファンタジー6 アレンジCD
UNIONS JADEとしては実に6年半ぶりとなったアルバム「Armagia」。
私も前回に引き続き参加させていただきました。
アルバムの背景とかそういうのは置いといて、自分の曲の制作の話をしていこうかなと思います。
では収録順に。
獣ヶ原
自分が提出した中では一番最後にできた曲で、この曲だけギターのアンシミュが違います。
特設サイトのコメントでも書いてたんですが、この曲は「雑多なジャンルが混じった感じ」という点を目指しました。
なので現代的なシンセの音も入ってますし、かと思えばケチャックの声だったり、そういう色々なものを混ぜ込んで曲にまとめてみた次第です。
自分で作ったとはいえ中盤のプログレパートは拍がわからなくなったりして録音には結構手間取ったりしました。
魔列車
今回「FF6のアレンジ」ということで、私が真っ先にやりたかったのがこの「魔列車」。この曲大好きなんですよ。というか「魔列車」の立ち位置が好きです。
魔列車の中に入るとまぁいろんなゴーストがいますね。だいたいは戦闘になるんですけど、仲間になってくれるゴーストがいたり、かと思えば食事を提供してくれるゴーストもいたり、そういったちょっとコミカルな部分があってなかなか楽しいです。
この曲もコメントで書いたんですが、「幽霊列車」という日本のオカルトをストーリーに落とし込んだ感じですよね。
亡くなった人が冥府へ向かうのに乗る列車という感じですが、それを和風キャラのカイエンのストーリーに持ってくるというところがなんとも粋というか、「あぁ、ちゃんと繋がってるなぁ」って感じがします。
曲に関しては、事前に「汽笛の音を入れよう」と思っていたので、そこにどう持っていくか・・・っていうのが課題でした。
ちょっとホラーというかサスペンスというか、そういうパートを作って、汽笛が鳴って戻る・・・みたいな、そんな感じで組み立てました。
スラムシャッフル
この曲も大好きです。妖しい感じがするし、でもシャッフルなのでちょっと楽しい感じもしちゃう。美味しい曲ですね。
この曲もコメントで書いた通り、「マフィアのパーティー」的な感じで作ってみました。もちろん出たことないですけどね、マフィアのパーティー。
映画とかで酒場で度数の高いお酒飲みながらトランプとかケンカとかやってる感じというか、そういう「悪っぽい」みたいな感じに出来たらいいなと。
この曲のドラムは恐らく3人は必要ですね。タムをドカドカ鳴らしてます。というか実はもっと入れたかったんですが・・・。
中盤の似非ジャズパートは作るのに苦労しました・・・ 特にギターソロは全然指がついていかなくて、結構ヨレヨレです・・・
でも味があっていいかなと。
と、私からはこの3曲。
FF6は曲だけに限らずストーリーも本当に素晴らしいです。未プレイの方には是非やっていただきたい!そんな作品です。
この「Armagia」を通してFF6の魅力を少しでも伝えられたら本望でございます。

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