2022年2月度マンスリートップをいただきました

マンスリートップ

どうも。shimtoneです。

所属しているフリーBGMサイト「DOVA-SYNDROME」より、当方の楽曲「春の香り」が2022年2月度 YouTube動画利用数1位ということで、マンスリートップをいただきました!

このマンスリートップや、ジャンルごとの利用数ランキングなどが2020年4月からスタートいたしまして、実はマンスリートップだけずっと獲れなかったのですが(ほかのジャンルごとのトップなどは度々いただいておりました)、この度嬉しいことに受賞するに至りました。

マンスリートップを獲得した楽曲は上記のような「特別なサムネイル」がもらえます。じつはこれが欲しくて頑張ってました!

苦節1年10カ月、投稿に投稿を重ねてようやく獲れたので、本当に嬉しいです!

ただこれは私一人で成せないものです。たくさんの方にご利用いただけたということでこの賞をいただけましたので、普段より楽曲をご利用いただいている皆様に心より感謝申し上げたいです。

これからも使いやすい楽曲や場面に応じた楽曲を作って参る次第です。

今後ともよろしくお願いいたします。

螺層紗 – 刃蟲 のお話

刃蟲.jpg
リリース前に書きたかったんですが、リリース後になってしまいました。
というわけで、先日行われました「APOLLO 09」にて、螺層紗の初シングル「刃蟲」をリリースさせていただきました。
ちなみにまだ買えます。いつでも買えます。よろしくですよ
こちらからどうぞ
というわけで、ここからはシングルの話をさせていただこうかなと。
制作に入ったのは今月第2週あたりです。結構急ピッチで準備しました。
とりあえず前作「イビツスイレン」の流れのモノを作ろうということで動き出しましたが、如何せんもう1年も経つといろいろ忘れるものですねw
結果前作を聞き返して「おぉ、こんな感じだったか」と、自分で作ったのに何しとんねんみたいな感じで制作に入りました。
今回シングルですが2曲入りです。「刃蟲」がタイトルになってますが、どっちも表題曲みたいな感覚です。
サウンドはもう「デスラッシュでいこう」ということで、結構突っ走った2曲が収録されています。
ただ「前作からちょっとでも成長したところを見せたい(聴かせたい)」みたいな気持ちがあり、音作りからガッチリとやりました。
今回2曲とも「ノーマルボイスの明確なサビがある」という曲になりましたが、前作でもそういう曲があり、またやはり人気というか受けが良かったのでそういった形になりました。
まぁずっとデスで通すっていうのも難しいんですよね。歌えるうちは頑張ろうと思います。
それから歌詞。
螺層紗は一応「デス」をやってますが、基本「人が死なないデスメタル」です。
「それってデスメタルとしてどうなの?」っていうのはあるかと思うんですが、個人的に色々な思いがあって、結果的にそれが螺層紗の歌詞になっています。
一応テーマはありますが、基本的に「様々な事象だったり社会的なことを俯瞰して視えたもの」という感じで書いてます。
「人を殺める業もあれば、もっと見えにくい業もありますね」といった気持ちで。
まぁこの先デスな歌詞を書くこともあるかもしれませんが、その時はその時で。
ということで、アナウンスが遅れましたが、是非聞いていただけると嬉しいです!

新譜の話 -夢見る千年祭Fest.編-

遅ればせながらM3-2018春に参加された皆様お疲れ様でした。
私はイベント2日前にまさかの仕事が入るという事態で行けませんでしたが、今回も盛り上がったみたいで(口伝)。
さて、では私が参加させていただきました作品の楽曲の制作のお話なんかをお話させていただきたいなと。
今回はLeeneの「夢見る千年祭Fest.」の2曲を。
ちなみにサイトは → こちらから
●ゴンザレスのお歌
これはもうライブなんですがシーケンサー有りきの曲にしようと思って、シンセが2本入ってます。
楽曲的にはThe Prodigyと90年代のNu Metal的な楽曲を足して割ってとかそういう作りで、至ってシンプルです。
ドラム、特にキックとライドの音の作り込みを頑張りました。
●大地のおきて (工場跡、ロボのテーマ、ラヴォスのテーマ、燃えよ!ボボンガ!)
曲タイトルはSakikaさんが考えてくれました。
工場跡からロボのテーマというベタな流れから突然のラヴォスというところは意識して作ったのですが、ボボンガも入れようっていうのは結構後々になってからでしたね。
結果的にラスト、工場跡に戻るのが結構強引になりましたが、なんとか帰れたかなと。
しかしラヴォスのテーマで湧き上がるのはどうだったろうかって未だに思ったりはしてます・・・
今回ライブということでギターなどは一発録りで頑張ったのですが、やはり難しいですね。
1曲通して弾ききるというのがこんなに難しいとは思いませんでした。
制作を通して凄くいい経験をさせていただきましたです。
今回のお話をくれたLeeneのメンバー、そしてゲストの皆さんにも感謝!
というわけで私からは2曲。
内容的に凄くいいアルバムになってますので、手に入れられなかった方はこの後開始される(であろう)委託販売をお待ち下さい。
次回はkeyアレンジCD「All My Regrets Are Melted」のお話を。

イビツスイレン制作のお話 & 委託販売始まりました

あらためまして、M3-2017参加された皆様お疲れ様でした。
ここ数日は「あの日の天気は何だったんだ」っていうくらい晴れていい陽気でございますね。
そんなわけで、M3-2017秋にて頒布させていただきました螺層紗新譜の「イビツスイレン」の制作の話なんかをチラッと。
制作に入ったのは実は今年5、6月あたり。まだ夏前ですね。
というのも、前回M3-2017春でRAILDALEで一枚出させていただいたんですが、なんだか「もっと正直なアルバム作ろう」みたいに思いまして。
もちろんRAILDALEの音楽も楽しんで作ってますし、全力を注いでますが、「もっとシンプルに好きなものをやろう」ということで、今回別名義の螺層紗の方で新譜を出させていただいた次第です。
で、方向性は自分が好きなちょっと昔の、90~00年代あたりのデスメタルやデスラッシュやメロデスなんかを自分風にやれないかなということに定めました。
私、VADERというバンドのLitanyっていうアルバムが大好きで未だに聞き続けてるんですが、あぁいった勢いや突進力みたいなのを表に出した作品をやってみたいなと。
なのでサウンドも結構参考にさせていただいたりしています。
歌詞はもう最初から全編日本語で行こうと決めてました。というか名義が「螺層紗」ですからね、これで英語だったらちょっと違うかなと・・・w
ただこれがまた難しかったりしたわけですが、いいチャレンジでした。次回またあれば日本語で行きます。
サウンドの話に戻りますが、今回はギターのチューニング的にはドロップDと、最近のメタルにしては結構高いです。
ギターはGrecoのレスポールを使ったんですが、ミドルがなんか物凄い音になっていて、「お、これで行こう」と。
DAW側でも今回から導入した「キャビネットシミュレーター」が結構活躍してくれました。
私はアンプシミュレーターでギターを鳴らしてるわけですが、キャビシミュを使うだけでも空気感が結構変わりますね。
ちなみにハイゲインアンプのKRANKのキャビネットシミュレーターを使用しました。ダイムバッグ・ダレルが使ってたりしてハイゲイン界ではなかなかに有名なアンプですね。
それから今回はもう「楽曲をとにかくコンパクトに」ということを考えて、あまり展開せず、ゴリゴリ進む感じにしています。
なので「え、もう終わり?」っていう曲もありますね、Tr.5の深泥とか。
でも敢えてそうしています。もうサクッとアルバムを聞いてほしいという感じでしたので。
と、まだ書きたいこともありますが、このへんで。あとは聞いていただいた方に委ねようと思います。
そうですそれから、早くも委託販売が始まりました。
あきばお~様にて、イビツスイレンの委託販売始まっております。
「イビツスイレン」商品ページ
イベントに来られなかったけど手に入れたい方、興味がおありな方は是非ゲットしてください!

Armagia 制作のお話

Armagia | ファイナルファンタジー6 アレンジCD
UNIONS JADEとしては実に6年半ぶりとなったアルバム「Armagia」。
私も前回に引き続き参加させていただきました。
アルバムの背景とかそういうのは置いといて、自分の曲の制作の話をしていこうかなと思います。
では収録順に。
獣ヶ原
自分が提出した中では一番最後にできた曲で、この曲だけギターのアンシミュが違います。
特設サイトのコメントでも書いてたんですが、この曲は「雑多なジャンルが混じった感じ」という点を目指しました。
なので現代的なシンセの音も入ってますし、かと思えばケチャックの声だったり、そういう色々なものを混ぜ込んで曲にまとめてみた次第です。
自分で作ったとはいえ中盤のプログレパートは拍がわからなくなったりして録音には結構手間取ったりしました。
魔列車
今回「FF6のアレンジ」ということで、私が真っ先にやりたかったのがこの「魔列車」。この曲大好きなんですよ。というか「魔列車」の立ち位置が好きです。
魔列車の中に入るとまぁいろんなゴーストがいますね。だいたいは戦闘になるんですけど、仲間になってくれるゴーストがいたり、かと思えば食事を提供してくれるゴーストもいたり、そういったちょっとコミカルな部分があってなかなか楽しいです。
この曲もコメントで書いたんですが、「幽霊列車」という日本のオカルトをストーリーに落とし込んだ感じですよね。
亡くなった人が冥府へ向かうのに乗る列車という感じですが、それを和風キャラのカイエンのストーリーに持ってくるというところがなんとも粋というか、「あぁ、ちゃんと繋がってるなぁ」って感じがします。
曲に関しては、事前に「汽笛の音を入れよう」と思っていたので、そこにどう持っていくか・・・っていうのが課題でした。
ちょっとホラーというかサスペンスというか、そういうパートを作って、汽笛が鳴って戻る・・・みたいな、そんな感じで組み立てました。
スラムシャッフル
この曲も大好きです。妖しい感じがするし、でもシャッフルなのでちょっと楽しい感じもしちゃう。美味しい曲ですね。
この曲もコメントで書いた通り、「マフィアのパーティー」的な感じで作ってみました。もちろん出たことないですけどね、マフィアのパーティー。
映画とかで酒場で度数の高いお酒飲みながらトランプとかケンカとかやってる感じというか、そういう「悪っぽい」みたいな感じに出来たらいいなと。
この曲のドラムは恐らく3人は必要ですね。タムをドカドカ鳴らしてます。というか実はもっと入れたかったんですが・・・。
中盤の似非ジャズパートは作るのに苦労しました・・・ 特にギターソロは全然指がついていかなくて、結構ヨレヨレです・・・
でも味があっていいかなと。
と、私からはこの3曲。
FF6は曲だけに限らずストーリーも本当に素晴らしいです。未プレイの方には是非やっていただきたい!そんな作品です。
この「Armagia」を通してFF6の魅力を少しでも伝えられたら本望でございます。

「Disechoes」制作のお話


さて、ちょっと「Disechoes」制作のお話なんかを。
まず「アルバムを作ろう」と思ったのは昨年末、丁度なんか実験的に楽曲を作ってたわけです。
それが2曲目に収録されてる「Idler-Fact」の原型だったわけなんですが、「なんか今までと曲のスタイルが違って面白いな」と。
で、この楽曲を詰めていくうちに「あ、これでフルアルバムやってみようかな」という、なんだか単純な流れになりまして。
最初は「8曲入りくらいに収めよう」というような感じだったのですが、「あぁいう曲も作ろう」「こういう曲も作ろう」なんてやってたら、本編13曲・・・
正直「やりすぎてしまったな」と・・・w
アルバム収録曲は2月の下旬にはできてました。
ただここからマスタリング地獄・・・
昨年マスタリング機材を手に入れたわけですが、「正解がわからない」という事態に・・・
結局4パターン作って、そこから2パターンに絞り、そして選んだのが盤に収録されているパターンです。
(ちなみに今やったらさらに違う感じになると思います)
そして今回は「歌」をなるべく多めに入れてみました。
全編歌っているのはないのですが、「わかりやすいサビを作る」ということで、歌ってみた次第です。
ただその「歌」も、「歌という楽器」として聞いていただきたいな、というところです。
VocalじゃなくてVoiceみたいな、そんな感じで。
音程と発音の付いた生楽器だと思っていただけるといいかなと思います。
そういった具合なんですが、やはり「ふ~ん、へぇ~」くらいに感じていただけたらいいかなと思ってます。
気軽に聴いていただければそれが本望でございますよ。
では

「Shadows Over」ライナー的な話 その2

はい、続けて「Shadows Over」のライナーです。
今回は曲以外のところを重点的に。
・歌
ボーカルなので歌です。ただメロデスなのでデスボイスです。
今回は「デスボイスなんだけどキレイに収録しよう」ということに重点を置きました。
結果、大体の曲で中低音重視の歌い方になりました。
ただ、感情が高まってる部分などはやや高い声を出したり、「Freyja」という曲では低音から高音に上がるというような小技をやったりしてます。
使ってるマイクはコンデンサーなんですが、次回以降ダイナミックにするかもしれません。
・歌詞
私は大体「全体を日本語で書いてから英語に直し、字数が合わない場合は調整して・・・」というような方法をとっています。かなり辞書とにらめっこです。
やはり日本人ですから日本語で書いたらいいかもって思うんですが、日本語でデスボイスって結構難しいのよこれ。音節的にも英語だと融通がききますしね。
文法的に間違ってるところもありますが、「敢えて」やってるのと、「気付かず」やってるところがあります。ご了承ください・・・。
・作曲
今回の「Shadows Over」に収録された曲は、実は全て昨年の5月にできてました。1年位眠らせてた計算になります。
昨年はともてぃさんが忙しく、シングルとして「Freyja」をリリースするのがやっとでした。
ともてぃさんは今年転職されたので、若干身軽になられて、一気に作業してくれました。
私の作曲方法は特殊で、「あるモードにいるとその曲しか作れない」という人間でして、この収録曲を作った時も「1週間のメロデスモードにいる時に一気に作った曲」ということになります。
「昨年作ったんなら、今年も作って収録曲増やせたんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、私はあるモードを抜けるとそのモードに戻ってくるまでものすごく長い旅をするハメになってしまうんですね。
結局収録曲を増やせず、またメロデスモードに戻ることもなく発売を迎えました。
・ジャケット、ロゴ

今回のジャケットも私が担当です。というか、自然とジャケも作るのが私の担当になってます・・・。
今回は「長野に行った際に撮った、湖の夕焼けの写真を絵画風に加工」して使っています。
加工してるので、説明しないとなんだかわからない写真になってますが、逆に雰囲気が出ていいかなと。
それからロゴは昨年出したシングルの「Freyja」から一新しまして、友人のイラストレーターに依頼して作ってもらったものを使っています。
やっぱりメタルならロゴがないとね。かっこいいロゴに仕上げてもらいました。ちょっとメロデスっぽくないけど
と、今作に関する様々を書かせていただきましたが、要するに「昨年から構想はあったけどここまでずれ込みました」っていうのがこの「Shadows Over」でございます。まぁね、お互い仕事してるので、大目に見てやってください。
それでは、また。

「Shadows Over」ライナー的な話 その1


改めまして、M3-2016春にて頒布したBrunhildの新譜「Shadows Over」を手にとっていただきどうもありがとうございました。
ここではライナー的なところを書かせていただきたいと思います。
まずは自分の作った収録曲のことについて。
ちなみにともてぃさんのライナーは → こちら
それでは収録曲順に。
02. Honor This Day
バックだけ普通に聞いたらメロスピなんですよね。ただこの曲を作ってる時にずっとNinja Magicの「The Way of Life」を聞いてて、「明るい疾走曲にデスボイスが入ったらどうなるだろう?」っていうのをやってみたくてこういう風な形になりました。
結果、ちょっと異端的ですがメロデスになりました。
ただ、曲調通り明るさというか、デスボイスなんだけど前向きなこと歌ってる曲になってます。
人生の上では様々な困難があるけれど、でもその日に誇りを持って生きていこうっていう内容です。
04. Sence of Sin
リフのザザザッザザザッっていうスラッシュメタル的な刻みから三拍子になり、クリーンボイスも登場したりする色々混じってる曲です。
この曲は歌い方が他の曲と違ってて、ちょっと高い音を意識した、自分で言うところの「ゲスい声」で歌ってます。
あとはクリーンボイスがケロケロに加工されてたりと、色々面白い曲ですね。
歌詞の内容としては、タイトルにあるように「罪の意識」ですね。そんな歌い方にもなってます。
05. Shell(inst)
インストです。箸休め的な曲ですね。
このBrunhildでは私はギターを弾く機会がないのですが、こういうところでちょっとやっとかないとなぁと。
色々と実験色の多い曲です。イメージとしては、殻に閉じこもってる状態=shell といった感じでしょうか。
このあと終盤2曲が殻から弾け出る感じなので、ここに配置しました。
07. Faithful
本作のハイライトですね。ともてぃさんと曲順を話し合った時も「この曲はラストで」ということで決定してました。
作った時はもう「A→B→サビ」みたいな展開はやめて、とにかく突き進みたいなっていうところからこの曲ができました。
私は原曲段階ではストリングスまでしか入れてなかったんですが、ともてぃさんがホーン・セクションやコーラスなどを入れてくれて、結果、ものすごく壮大な曲になりました。
突っ走るだけなのもいいですが、それだと聞いてて辛いので、ブレイクを入れたり、ギターソロの箇所を2つにしたり、聞き所満載の曲だと思います。
実は曲のタイトル「Faithful」っていうのは仮というか、「Faithful ◯◯=誠実な◯◯」っていう感じにしようと思ったんですが、その◯◯が思い浮かばず、そのままになりました。個人的には「Faith+Full=超誠実」みたいな、そんな感じの曲名にしたかったんですけど、いい案が浮かばずこのままになりました。
歌詞もそういった内容というか、誠実に生きる上での苦悩だとか葛藤だとか、それでもそういう人に光有れっていうような内容になってます。
と、長々書いていきましたが、CDと合わせて「ふ~ん」くらいに読んでいただけたら嬉しいです。
次回はその他の色々なことを。
こちらも「ふ~ん」くらいな感じで読んでいただけたら嬉しいですよ。
それでは。

Chrono memorial

jacket.jpg
はい、この度クロノトリガー20周年記念WEBアルバム「Chrono memorial」に参加させていただきました。
特設ページ → こちらからどうぞ
クロノトリガー発売から20年。時が経つのも早いものだなと感じながら楽曲をアレンジさせていただきました。
今回は自分の楽曲の制作話的なことを書かせていただこうかと思います。
・戦い
恐らくクロノトリガーで最も耳にするのではないかと思われる通常戦闘の曲。
アップテンポな原曲に対し、スローで重たい感じがミニマルで続いていく感じのアレンジにしました。
ギターなどのパターンは変わらないながらも、バックだったり、メロディーで変化をつけていくという感じでしょうか。
「聞き流せるヘヴィさ」という所を目標に作りました。
・燃えよ!ボボンガ!
アレンジの選択肢としては2つあって、「ヘヴィ」か「アコギを使う」かっていうところで悩みましたが、ヘヴィなのは以前イベントでやっていたので、アコギメインのちょっと古めかしいテクノな感じの曲調に。
ノリを出すために「最低でも4小節は弾ききる」っていうことで、リズム的には結構ヨレてます。でも荒々しさが出た感じでいいかなと。
ドラムトラックなんかはビンテージのドラムマシーンのモジュラーなどを使ったり、アタックをカットできるエフェクトをベースに掛けたりと、色々と実験することもできましたし、楽しく楽曲制作することができました。
・時の回廊
クロノトリガー屈指の名曲だけに、原曲破壊っていうことはできませんでした。自分もそういうの聞きたくなかったし。
この曲は1音色1VSTみたいに、全部の音色が全く別のインプットから出てますね。
それと音色のレイヤーがめっちゃ多くて、バランスをとるのに苦労したり、ドラムのリバーブの具合を測るのにわざわざ隣の部屋に行ってリスニングしたりと、結構苦労の絶えない曲でした。
ミックスも難航して、一時「この曲何が正解なんだろう?」っていう状態にも陥りましたが、諦めず頑張ってよかった。
結果的に苦労した分達成感の大きい曲になりました。
と、私からは3曲。計12曲が集まったWEBアルバム。素敵な楽曲が集まってますので、是非是非聞いていただけたらと思います。
はぁ、これでもう年末何もしなくていいよね・・・。

螺層紗 – 鸚鵡の唄

さて、APOLLO第二回が終了いたしました。
無事、螺層紗も「鸚鵡の唄」というアルバムをもってデビュー出来ました。良かったです。
ここでちょっと制作の話なんかを書かせていただこうかと思います。
螺層紗は、「RAILDALEではできないことをする」ということで、別アカウントに分けたプロジェクトでございます。
以前「判断材料は自身でしかわからない」的なことを書いたのですが、螺層紗の楽曲は完全に趣味路線といいますか、得意なことしかしてません。
RAILDALEが音楽的にチャレンジする場だとしたら、螺層紗は好きな事を好きなままにやる場所という感じでしょうか。そういった感じで分けてます。
最初に「伽藍」という曲を作った際に、和音階を使ってるわけでもないのに「なんか和風だな」と。
そこから今作のベースができました。
やっぱり日本人だからですかね。メロディーを作ると歌謡っぽいというか、そういうところが出てきますね。
ギターはドロップAにしている7弦で。2ハムのギターなんですが、重さを出すためにセンターポジションで弾いてます。
この頃はここまでの低音を出せるベースを持ってなかったのでベースはMassiveを使ったんですが、テンポで変調を起こすベースを発見して「おお、これ面白い」と思って使いました。
丁度長いフレーズがあるときなんかにノイジーに鳴ってくれるので、今後もこのベースが中核を担ってくれるかもです。音も太いですし。
歌に関しては、キーが高いのがネックですが、その所為か、こういう中性的な歌声になったような気がします。まぁ元々の声が高いっていうのもあるんですが・・・。
歌詞は同封していません。なんというか、歌も楽器の一部だと思ってほしい感じでしたので。
しかも自分で読んでも意味のある歌詞だとは思わないものでしたし。
ちなみに今作、制作したのは今年5月でございます。半年以上眠らせておりましたが、こうしてリリース出来て良かったです。APOLLOという場所に感謝ですね。
来年、同じ場所で螺層紗の2ndアルバムが出せるよう、今後とも頑張っていく次第です。